樅山です!
前回に引き続きブリーチ剤、
ファイバープレックスを使ったカラーリングの紹介をさせていただきます!
今回協力してくれたカラーモデルみゆちゃんです!

今回は全頭にブリーチを施し、グレー系の色で落ち着かせ
ベーシックな外国人風カラーを狙って行こうと思います。

綺麗にブリーチを仕上げるためには、髪の状態を把握することが不可欠です。
カウンセリングでは前回は13レベルのハイトーンでリタッチ。
それ以前はブリーチも繰り返してたみたいです。
ここで僕の頭の中を紹介しようと思います。

伸びてきた黒髪の部分2センチはメラニン色素100%の状態。
ここはノーダメージのため、しっかり薬は乗せたいですね。
しかしひとつ注意点、根元5センチ程は
体温の影響をかなり受けるため薬の反応が異常に高まります。
根元だけが明るくなりすぎる現象バックファイヤーはここから起きます。
これを踏まえて、前回13レベルの薬剤をのせたリタッチ部分と比べます。
残留しているメラニン色素がかなり残っている状態なら
根元を残しここから塗っていきますが、いっても13レベル。
メラニン色素はかなり削れてると判断し、バックファイヤーを考慮しても、
根元の黒髪部分から塗り進めることにしました。

問題はその下です。
聞く話によると、ブリーチを何度も重ねてるとか。
ここの薬剤選定や放置時間で失敗すると、重度のハレーションが起き、
髪は切れ絡まりほどけなくなり、ズタズタになることも予想できます。
そしてメラニン色素の残留の確認。
おそらくほとんど残っていないとおもうのですが、
カラー剤による染料はいい具合に残ってそうです。
これは取ってあげないと、グレー系の薬剤は綺麗に反応しそうにないですね!
この残留したメラニン色素ではなく、染料による色素、
落とすためにはやっぱりブリーチ剤が必要です。
根元の薬に比べて薄く作り、放置時間も控えめに慎重に塗って行きます。

ブリーチの仕上がりはこちら!
と紹介したいところですが、プロの仕上がりとしては程遠く、
紹介できない仕上がりになってしまいました。
毛先の残留した色素の見極めが甘く、
思った以上に毛先が濃く残ってしまいました。

しかしまだダブルカラーで余裕でカバー可能です。
当初の予定よりは少し濃くいれることにはなりますが、
ブリーチほどシビアではありません。

土台の色が一目瞭然なのでそれに合わせて3種類の薬を塗り分けます。

その仕上がりがこちら!!


なんと綺麗なグレー!!!樅山4時間半の激闘はここに終着しました。
もしまた詳しく聞きたい方がいましたら直接お声かけ下さい!!