もみやまです。
先日の続きです!!

そしてブルーの沈み込みの対処法。
最近のヘアカラーに求められるのはやっぱりクリアな発色だと思います。
ハイトーンに綺麗な色味が乗った時なんかは
なんとも言えない透明感、まさに外国人風カラーが出来上がります。
しかし、ブリーチ等によりダメージを負った髪には
どうしても色の沈み込みが生じてしまいます。

沈み込みとは、色が彩度を失い、
ドス黒くくすんだような灰色っぽくなってしまった状態です。
寒色系と言われるアッシュやマットなんかに起こりやすい現象です。

そこでまず調整するのがブルーの濃さ。
この調整でかなりコントロールできるといいます。
トーンの薄めのものを使ったり、
クリア剤と言われる透明なカラー剤で薄めたり、
また本当にうすーいブラウンでくすみを取る方法も中にはあったりもします。
ただし、なんとなくで調整してしまうと
全然色味が足りなかったり、髪の地の色が透けて汚くみえたり、
それこそキャリアがないとなかなかイメージ通りにはいきません!本当に難しいです!

もう一つ、過酸化水素水と言われる酸化染料を発色させる酸化剤の濃度を高めにすること。
僕たちが使うカラー剤は酸化染料と言われるだけあって、酸化して初めて発色します。
それを酸化させるために使うのが濃度約2〜6%の過酸化水素水です。
濃度が高ければ高いほど酸化染料は高い彩度で発色し、低ければ少しくすんで発色します。

なので、クリアな発色を目指すのであれば
やはり6%を使うのがいいとされるのですが、
その反面、毛髪に対してダメージの原因にもなってしまいます。

今までの常識としては明るめのダメージを負った髪には
2%以下の過酸化水素水を使いダメージレスに仕上げる
というのがベースであったように思えます。
ただ、ブルー系カラーの再認識、外国人風カラーの需要の高まりによって
6%での施術も視野に入れなければいけなくなってきました。

そのためには、髪の状態の見極めやトリートメントの扱い、
カラー剤の選択や調合、塗布の量の調整や塗り分けを
ほぼ完璧にこなさなければいけないということになります。

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まだまだ語りきれない部分も多くありますが、
まずはこれらを考慮した上で実践していかなければいけません!
しかしここまではあくまでも理論です!

頭ではわかってはいても実際やってみると全く通用しないのが僕たちの仕事です‼︎
そこでぼくは実践編として
人形を使って青みの研究をしたところを発表したいと思うのですが、
書き始めたら長くなってしまったので今回はここまでにします!

ですので、次回実践編楽しみに待ってて下さい‼︎